僕は第35回(令和4年度)社会福祉士国家試験を独学で合格しました。
下記は、合格通知書です。
結論を言うと、タイトルにもある通り、独学での合格は十分可能です。
僕が実践した勉強方法を紹介しますので、独学かスクールかで悩んでいる方は、参考にしていただけると幸いです。
国家試験について
出題方法
- 全部で18科目、150問が出題
- 全問マークシート式
合格基準
1問1点で概ね6割(90点)以上の得点が必要です。
年によって合格点のばらつきはあります。過去3年間の合格点です。
第36回(令和5年度) 90点
第35回(令和4年度) 90点
第34回(令和3年度) 105点
厚生労働省 第36回社会福祉士国家試験合格発表
各科目で1点以上を取る必要があるため、捨て科目をつくることはできません。
第34回(令和3年度)の合格点が高過ぎたと関係各所から言われていたみたいですので、
今後は100点取れればほとんど合格圏内に入るのではと思います。
合格率
合格率も年によってばらつきがあります。下記を参考にしてください。
第36回(令和5年度) 58.1%
第35回(令和4年度) 44.2%
第34回(令和3年度) 31.1%
厚生労働省 第36回社会福祉士国家試験合格発表
独学のメリット、デメリット
メリット
- 費用が安く済む
- 自分の勉強計画で進められる
基本的にはテキストなどの教材費のみが費用となるので、安く済みます。また、自分のペースで勉強できるところも独学のメリットです。
デメリット
- わからない部分を人に聞けず、自分で解決するしかない
- 最新情報をキャッチしにくい
あえてデメリットも挙げてみましたが、実際はそんなにデメリットはないかなと思います。
それくらい割り切ってもいいと思います。
社会福祉士試験は満点をとる必要はありません。全体の7割弱くらい得点できたら良いので、潔く諦めるのも1つだと思います。
逆に言えば、
など、致命的に内容の理解が難しい場合は、独学はおすすめできません。
勉強方法
勉強時間
合格に必要な時間は他のサイト等でも300時間と言われています。
自分の勉強時間を正確に測ったわけではないので、具体的には把握できていないですが、
9月から2月の試験までの約5ヶ月間に、平日は2時間以上、休日は4時間以上は時間を確保するようにしていました。
全く勉強していない日を考慮しても、
やはり最低でも300時間前後は勉強していたと思います。
ただ僕の場合は、
と決めていたわけではなく、
余暇の時間は基本勉強に充てるようにして時間を確保していました。
おすすめ教材
僕が実際に使用した教材は以下の通りです。全て中央法規出版のものです。
- 『社会福祉士国家試験過去問解説集』
- 『社会福祉士国家試験受験ワークブック共通科目』
- 『社会福祉士国家試験受験ワークブック専門科目』
- 『社会福祉士国家試験模擬問題集』※
メインで使うのは過去問解説集で、知識を補うのにその都度ワークブックを開く感じでやっていました。
取り組み方
過去問を1問解く
→答え合わせで解答解説を隅々まで確認
→解答解説で理解が浅い部分はワークブックで補足
→次の過去問を解く
→繰り返し・・・
僕はこれ以外のことをしていません。
テキストを読み込む
→テキストを理解できたか確認するために問題集を解く
→問題集で問題を解くのに慣れたら過去問を解く
この勉強方法は絶対にやめた方がいいです。
特に、テキストの読み込みは時間の無駄です。テキストを読み込んで自分でノートを作り出したらもう最悪です。
自己満足を満たすノートを作る時間があるなら、1問でも過去問を解いてください。
何も知識がない状態でいきなり過去問から始めるのをおすすめします。
過去問を繰り返し解くことで、
同じような問題・言い回し、出題傾向がわかるようになってきます。
過去問は名前の通り、過去に本試験で出題された問題です。
過去問を理解していれば合格はもう目の前です。
まとめ
社会福祉士国家試験は独学で合格可能です。
しかし、科目数が多い上に出題範囲も広く、勉強時間もある程度確保しなければならないため、簡単なものではありません。
僕が使用した教材を改めて紹介します。
- 『社会福祉士国家試験過去問解説集』
- 『社会福祉士国家試験受験ワークブック共通科目』
- 『社会福祉士国家試験受験ワークブック専門科目』
- 『社会福祉士国家試験模擬問題集』※
この記事が、独学かスクールかで悩んでいる方の少しでも参考になれば幸いです。